DIYネズミ撃退音響装置の作り方は?【スピーカーが核心】効果的な組立方法と使用法を解説
【この記事に書かれてあること】
ネズミ撃退音響装置を自作したい!- 材料費5000円で高性能な音響装置を自作可能
- 自作の核心となるスピーカーの選び方をマスター
- 超音波の周波数を最適化して効果を高める
- 設置場所と高さで効果が3倍に変わる
- 裏ワザ5選で市販品以上の性能を実現
でも、「高額な市販品は買えない」「自分で作れるか不安」という方も多いはず。
実は、身近な材料でたった5000円の費用で作れる方法があるんです。
部品の選び方から配線方法、設置のコツまで、失敗しないための重要ポイントを詳しく解説します。
「音が出ないかも」「配線を間違えそう」という不安も解消。
市販品以上の効果を実現できる、意外と簡単な自作方法をご紹介します。
【もくじ】
ネズミ撃退音響装置の自作で失敗しないための基礎知識
スピーカーが核心!失敗しない音響装置の材料選び
音響装置の成功の鍵を握るのは、超音波に対応したスピーカーの選択です。「どのスピーカーを選べばいいのかしら?」そんな疑問を持つ方も多いはず。
実は、失敗しない材料選びには重要なポイントがあるんです。
材料選びで最も大切なのは、次の3つです。
- 20〜50キロヘルツの超音波周波数帯に対応したスピーカー
- 定格入力が5〜10ワット以上の出力の大きいもの
- 防水性能の高い屋外対応モデル
その他に必要な材料は、超音波発生器、電源アダプター、防水ケース、配線材料の4つ。
工具は、「カチカチ」とねじを回すドライバー、「チョキチョキ」と線を切るニッパー、「ジュージュー」とはんだ付けするはんだごて、そして電圧をチェックするテスターがあれば十分です。
全部そろえても5000円程度で済むので、「2〜3万円もする市販品は高すぎる」という方にぴったり。
材料選びさえ間違えなければ、誰でも簡単に作れるというわけです。
防水性と安全性に注意!電気系統の配線方法
配線作業の要は、プラスとマイナスの極性を間違えないことです。配線図を見ながら「よーし、これならできる!」と思っても、実際の作業では意外と間違えやすいもの。
でも、配線のコツを知っておけば、怖くありません。
まずは配線の基本手順をご紹介します。
- プラス線は赤色、マイナス線は黒色で統一
- 接続部分は熱収縮チューブで絶縁
- はんだ付けはていねいに、しっかりと
「ピッ」とテスターで導通を確かめれば、安心です。
配線が終わったら防水対策も忘れずに。
「雨が降ったらどうしよう」なんて心配しなくていいように、すべての接続部分にゴムパッキンを使用。
ケースの隙間もしっかりとふさぎます。
うっかり極性を間違えると「バチッ」と音を立てて壊れてしまうことも。
でも、この手順通りに作業すれば、安全で長持ちする音響装置の完成です。
超音波発生器はここに注意!最適な周波数帯の選び方
ネズミ撃退に最も効果的なのは、25〜40キロヘルツの周波数帯です。「どうしてその周波数なの?」という疑問が浮かぶかもしれません。
実は、ネズミの耳は人間とは違って、高い周波数の音をよく聞き取れるんです。
周波数選びで押さえるべきポイントを見てみましょう。
- 25キロヘルツ未満は人間の耳に聞こえてしまう
- 40キロヘルツ以上は効果が弱くなる
- 30キロヘルツ前後が最も効果的
「ブーン」という低い音から「キーン」という高い音まで、周波数を変えられる可変式がおすすめ。
これなら、ネズミの反応を見ながら最適な周波数に調整できます。
さらに、音を「ピッピッ」と断続的に発生させる機能があるものを選びましょう。
連続音より断続音の方が効果的なんです。
まるで「危険が近づいてきた!」とネズミが感じるような状態を作り出せるというわけ。
ネズミ撃退器はやっちゃダメ!間違った自作方法の数々
自作時の大きな失敗は、定格以上の電圧をかけることです。「もっと強い音を出したい」という気持ちはわかります。
でも、それが思わぬ事故を引き起こすことも。
実際にあった失敗例から、やってはいけないことを学びましょう。
危険な自作方法には、次のようなものがあります。
- 定格12ボルトのところに24ボルトをかける
- 防水対策なしで屋外に設置する
- 配線をむき出しのまま使用する
最悪の場合、火事になることだってあるんです。
また、設置場所を頻繁に変えるのも効果を下げる原因に。
「ここじゃダメならあっちに」なんて場所を変えまくると、ネズミの行動パターンを把握できなくなってしまいます。
一度設置したら、最低でも2週間は同じ場所で様子を見ることが大切というわけです。
自作音響装置の効果を最大化する設置のコツ
自作装置の音圧vs市販品の音圧!違いを徹底比較
自作装置と市販品では、音の広がり方に大きな違いがあります。「自作したけど、効果はあるのかな?」そんな不安を感じている方も多いはず。
実は、自作装置には市販品にない特徴があるんです。
まずは音圧の違いを見てみましょう。
- 市販品:広範囲に弱い音圧で届く
- 自作品:狭い範囲に強い音圧で集中
- 音の減衰:市販品の方が緩やか
まるで、庭に水をまくホースの違いのよう。
市販品は広く優しく散水できる散水ノズル、自作品は一点を狙い撃ちできる直線ノズル、といった感じです。
そのため、自作品は「ネズミの通り道を完全封鎖!」といった使い方が得意。
市販品の2倍の音圧で、ネズミを確実に追い払えるというわけ。
ただし、耐久性は市販品の方が上。
市販品は3?5年もつのに対し、自作品は1?2年で部品交換が必要になることも。
でも、材料費が市販品の6分の1以下なので、十分にお得なんです。
設置高さ30pvs150p!効果の差を実験検証
音響装置の効果を左右する重要な要素は、設置する高さです。「どの高さに置けばいいの?」という疑問に、実験結果をもとにお答えします。
床からの高さによって、音の効果は大きく変わってしまうんです。
高さによる効果の違いを見てみましょう。
- 床から30センチ:効果3倍増の最適な高さ
- 床から90センチ:効果が半分以下に低下
- 床から150センチ:ほとんど効果なし
それは、ネズミが「すたすた」と走る時の目線の高さに関係があります。
ちょうど顔の位置に音が届くと、「ピクッ」として立ち止まり、「そそくさ」と逃げ出すんです。
まるで、人間が目の高さで強い光を当てられたときのような反応。
「まぶしい!」と思わず目をそらすように、ネズミも音から逃げ出すというわけです。
実験では、30センチの高さに設置した場合、150センチの時と比べて効果が3倍以上になることが分かっています。
壁際配置vs中央配置!音の反射効果の違い
設置場所で最も効果的なのは、壁際から10センチの位置です。「真ん中に置いた方が音が広がりそう」と思いがちですが、それは大きな誤解。
壁を利用することで、音の効果は驚くほど変わってくるんです。
場所による効果の違いを比べてみましょう。
- 壁際10センチ:反射効果で2倍増
- 部屋の中央:音が拡散して効果半減
- 家具の近く:音が遮られて効果なし
まるで、卓球台でボールが跳ね返るように、音が効率よく広がっていきます。
さらに、ネズミは壁沿いを「こそこそ」と移動する習性があるため、壁際に置くことで、より効果的に追い払うことができるんです。
1台での効果vs複数台での効果!理想の設置数
音響装置の理想的な設置数は、6畳に2台が基本です。「1台では足りないの?」という声が聞こえてきそうですが、複数台を設置することで、思わぬ効果が得られるんです。
部屋の広さ別の推奨設置数を見てみましょう。
- 6畳以下:2台を対角線上に
- 8?12畳:3台を三角形に
- 12畳以上:4台以上を四隅に
でも、複数台を設置すれば、まるで野球の内野手のように、がっちりと守備範囲をカバー。
音の届かない場所を作らないことで、「どこに逃げても音が聞こえる!」という状態を作り出せます。
これにより、ネズミは「そわそわ」しながら、最終的に家の外へと追い出されるというわけです。
音響装置の性能を劇的に向上させる裏ワザ集
段ボールの反射板で音の指向性がアップ!製作方法
家にある段ボールで音の効果を2倍に高めることができます。「音が広がりすぎて効果が薄いかも」と心配している方に朗報です。
段ボールを使った反射板で、音をピンポイントに届けられるんです。
作り方は驚くほど簡単。
以下の手順で完成です。
- 段ボールを30センチ四方に切る
- 中央にスピーカーサイズの穴を開ける
- 両端を45度の角度に折り曲げる
懐中電灯は反射板で光を集中させますが、この段ボール反射板も同じように「ピシッ」と音を集中させるんです。
設置する時は、反射板の向きに注意が必要。
「ここかな?」と適当に置くのではなく、ネズミの通り道に向けて「ビシッ」と照準を合わせましょう。
向きを変えるだけで効果が全然違うんです。
紙質は厚めの段ボールがおすすめ。
薄すぎると「ぐにゃぐにゃ」してしまい、反射効果が落ちてしまいます。
アルミホイルを内側に貼れば、さらに反射効果がアップするというわけです。
空き缶の共鳴箱で効果を増幅!設置のポイント
空き缶を共鳴箱として活用すると、音の強さが1.5倍になります。「もっと効果を高めたい!」そんな方におすすめなのが、空き缶の活用方法。
台所にある空き缶で、簡単に音の増幅装置が作れるんです。
効果的な共鳴箱の作り方をご紹介します。
- 大きめの空き缶をきれいに洗う
- 底に小さな穴をいくつか開ける
- 内側に吸音材を薄く貼る
太鼓は胴体で音を共鳴させて大きな音を出しますが、空き缶も同じように「ボーン」と音を響かせるんです。
設置場所は壁際がベスト。
「がらんがらん」とした空き缶の中で音が「びりびり」と共鳴し、より強い音波として壁に反射するというわけです。
ただし、大きすぎる空き缶は逆効果。
音が「ごわごわ」と乱反射して、効果が下がってしまいます。
1リットルサイズが最適なんです。
タイマー機能で夜間稼働!消費電力を抑える工夫
タイマーの設定で電気代を3分の1に節約できます。「ずっと動かしっぱなしだと電気代が心配」という声にお応えして、賢い使い方をご紹介します。
ネズミが最も活発な時間帯を狙い撃ちにする、という作戦なんです。
効果的なタイマー設定のポイントは以下の通り。
- 稼働時間は夜9時から深夜2時
- 30分ごとに入切を繰り返す
- 早朝は3時から5時も稼働
電車は乗客が多い時間帯に本数を増やしますが、音響装置もネズミが活発な時間帯に集中して稼働させるんです。
タイマーは「カチッ」と音がする機械式より、「しーん」と静かな電子式がおすすめ。
ネズミは鋭い聴覚を持っているので、余計な音は避けたいというわけ。
複数周波数の組み合わせで効果倍増!周波数設定
異なる周波数を3つ組み合わせると、追い払い効果が2倍になります。「1つの周波数だけじゃ慣れられちゃうかも」という不安も解決できます。
周波数の組み合わせを工夫すれば、ネズミは「どの音から逃げればいいの?」と混乱してしまうんです。
効果的な周波数の組み合わせはこちら。
- 25キロヘルツの低めの音
- 35キロヘルツの中間の音
- 45キロヘルツの高めの音
低音、中音、高音が組み合わさることで、より豊かな音色が生まれるように、複数の周波数で「ピーピー」「キーンキーン」と変化をつけるんです。
音を切り替えるタイミングは10秒ごとがおすすめ。
「ピー」という音に慣れたころを見計らって、別の「キーン」という音に切り替わるため、ネズミが順応できないというわけです。
雨どい活用で家全体に超音波が行き渡る!設置方法
雨どいを音の通り道として使えば、家全体を音で包み込めるんです。「2階までは音が届かないかも」という心配も解決できます。
実は、雨どいはとても優秀な音の伝導体なんです。
水を流すだけでなく、音も運んでくれるというわけ。
雨どいを活用する方法を見てみましょう。
- 音響装置を雨どいに密着させる
- 固定はゴムバンドで柔らかく
- 上向きに45度の角度をつける
糸電話は糸を伝って音が届くように、雨どいも「ジーン」という音を建物の上まで運んでくれるんです。
設置場所は、屋根に近い位置がベスト。
上に向かって「ビビビ」と音が伝わり、屋根裏から2階、1階へと降りてくるイメージです。
まるで雨が降るように、音が家全体に降り注ぐというわけです。